会社の代表としてのあり方と考え方
こんにちは、金児です。
先日のblogから非常にいろんな声が届いており驚いています。
なんであんなblogを書いたのかという事も含めて、私の考えを書いてみたいと思います。
Contents
自分にしかない強みは必ずある
いろんな経験は自分自身を知ることにつながる
私は理学療法士という国家資格を持っています。
大阪の四條畷学園大学という大学を1年留年して卒業し、何とかかんとか国家試験を合格しました。
高校受験も大学受験もなんとなくそれなりにうまくいって、のらりくらり過ごしてきたので
実習での留年は初めての挫折でした。
その後、就職して1年目。病院でもリハビリテーション科の考え方ややり方になじめず、1年半で退職しています。
この2年間は本当につらかった。
自分の努力や、疑問に思ったことに対する行動が、全て裏目に出ているような感覚で、何もかもに自身が持てず、何度もこの業界から離れようと考えていました。

退職後、訪問看護ステーションに転職するわけですが、そこで大きな気付きを得ます。
新規の利用者さんを探す、いわゆる”営業”に出るわけですが、これが思いのほかうまくいき小さな成功体験を生みました。
今考えると明らかにここが転機でした。
この時、共にお仕事をさせていただいた管理者の方からは、とっても大きな気付きをいただき、いただいた言葉の多くを今でもノートに残しています。
そこから、実際に請け負った依頼をどうやってうまく継続させることが出来るか?このことを一生懸命に考えはじめ、臨床現場における自身の思いや考え方にも大きな変化が現れました。
臨床家としての自分は未熟ではありますが、人に負けないものがあるという自分の中の”軸”が出来ました。
初めて社会人としての自分を自分自身が許すことが出来たように思います。

やりたいことだけをやるためにはどうすればよいか
その後、クリニックのマネージャーとして勤務することになり、プレイングマネージャ-として動きます。
相変わらず新規獲得や、新規事業の立ち上げは自信をもって行うことはできるが、現場対応や書類業務は適性がないと日々思っていました。
効率も悪ければ、仕事の精度も低い。
「この仕事を誰かに任せて、自分の得意な仕事を出来ればもっと生産性が上がるのにな」
とずっと考えており、やりたいことが出来る事を求めて発起して自社で事業を立ち上げることにしました。
自分がすべてを責任もって、人に仕事を任すためには起業しか自分には選択しかありませんでした。
オールマイティな人は別にいらない
得意な仕事を受け持つと、人は輝き出し
苦手な仕事を削減すると、生産効率が上がり
仕事を任すと、責任感が生まれます
弊社の仕事は役割分担をしっかりとしています。やってて思うことは、秀でる所は別に多くなくていいという事。
何か一つ得意なことがあれば、チームが他を補えばいい。
そうやることで、自分の強みに気が付き、チーム全体の意識が高まります。

医療介護の現場に書類のプロはいない
医療介護の現場に置いて、我々のような小規模事業所は兼務がほとんどです。
例えば、書類も書くし、送迎にだって行く。
あいさつ回りもすれば、病院にも出向く。
うちは幸い私が営業にすこしばかり自信があるので、少し助かっていますが、そうでなければどうしても苦手分野に時間を割かねばならない。
その最たるものが書類業務でしょう。
専門家がその専門的知識をフルに生かすならば、書類にかかる時間や費用は削減できるに越したことはない。
なので、先日の書類・ITの専門家からの話がありがたかった。
小さなコミュニティでの適材適所、大きなコミュニティでの適材適所。
今、自社内での仕事の他に外部機関との仕事を複数抱えています。
どちらにおいても、仕事の役回りは変わってきます。
このようなケースでも自分自身の強みを理解することが非常に大切です。
自分自身を理解する事で、柔軟に自分に求められる役割考え適応することが出来ます。
「自社だけでなく、外部に出ても通じる人財になること。」
これは転職を何度もしてきた私だからこそ、仲間にも大切にしてほしい考え方です。
最後に
私の組織に対する考え方をつらつらと書いてみました。
私のやるべきことは、この適正を正しく見つけ導くこと。
これはスタッフはもちろん、利用者様も。
その人にとって最善の場所、サービスを求めます。
私の展開する”リハビリテーション”かもしれませんね。
金児