”街をリハビリテーションする”を追い求める旅
毎度、代表の金児です。
めっちゃ久しぶりのブログ更新になりすいません!生きてます!w
目の前のことをこなすことに手一杯でほんまに余裕がなくて・・・これではあかんと思いつつも、時間が流れ。。。
改めて今年度も頑張っていきたいなーと思います。
年度も変わりまして、スタッフの入れ替わりもありましたが、みんな和気藹々と頑張ってくれて非常に嬉しく思っています。
先日の懇親会盛り上がりすぎてやばかったね!次回はデイサービスでやりましょう!
来週からはりんくる訪問看護ステーションに旧知のSTさんがきてくれますが、これまた新たな風が吹くだろうと思うと非常にワクワクします^^
先日地域包括ケア研究所主催のイベント「街づくりのカタリドコ」というイベントに登壇してきましたのでご報告です。
主催者さんからは
「金児さんの視点で何か問題提議をしてください!」
と伝えられまして、私が事業を継続する上でずっと追いかけている「街をリハビリテーションする」という言葉の意味を探すような話と議論をさせてもらいました。
「街をリハビリテーション?なんすかそれ?w」
そんな空気の中お話ししてきました!笑

街をリハビリテーションする?

今日のブログでは講演内容にも触れつつ
そもそもリハビリテーションとは一体なんなのか?そんな問いからスタートしたいと思います。
リハビリテーション(英語: rehabilitation)は、身体的、精神的、社会的に最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、各人が自らの人生を変革していくことを目指し、且つ時間を限定した過程である[1]。
リハビリテーションの語源はラテン語で、re(再び)+ habilis(適した)、すなわち「再び適した状態になること」[2] 「本来あるべき状態への回復」などの意味を持つ。同じ言葉はヒト属の一種であるホモ・ハビリス(Homo habilis、「器用なヒト」)にも用いられる。他に「権利の回復、復権」「犯罪者の社会復帰」などからの意味合いがある。
wikipediaより
wikipediaではこんなふうに紹介されていますが、簡単にいうと”どんな時もその時に適した状態を目指そうぜ!”こんなふうに捉えています。
私も理学療法士としていろんな経験を経て、起業を控えたある夜に、
ふと
”人以外にもリハビリテーションってできるんじゃないか?”
と考え始めました。
それこそ地域や、街、国、なんだって適した状態を目指すことっていいことじゃないかな?と。
さらにさらに考えると”適した”状態ってそもそもなんなんだろう?このように無限の問いに包まれ、闇深い迷宮に誘われますがw
それは一旦置いておいて!
私の中で”街をリハビリテーションする”という言葉の意味を探す旅が始まりました。
今日は”街をリハビリテーションする”という思考に至ったターニングポイントに沿ってお話しします。
人との縁が未来を作っていく

私が今まで一番大切にしてきた考え方として、”人とのご縁を大切にする”という考えがあります。
これは自社の理念にものせていて、ここを共有できない人とは同じ仕事をできないとまで思うほど大切にしています。
上記の画像は私が初めて主催した勉強会をした時の写真とその仲間たちとの忘年会。
勉強会の名前は”手つなぎ会”と言い、2014年から2023年まで続けています。(開催頻度は減っちゃったけど)
手つなぎ会はそんなお世話になったケアマネさんと一緒に企画したもので名前も参加してくださったケアマネさんと一緒に決めました。
私は社会人2年目の時に訪問看護ステーションに転職しましたが、その時の直属の上司と営業先で出会ったケアマネさんに自分の在宅領域での働き方や考え方を教えていただいたと思っています。
今も来てくれているケアマネさんがたくさんいますが、皆さんに頭が上がりませんしずっと大切な先輩です。
初めての主催企画だったので絶対いいものにしようと思って開催した勉強会。
理学療法士としての自信もなくてずっと燻っていた自分が、初めて一心不乱に本気で準備をした経験。
この勉強会から次のクリニックの転職が決まったし、たくさんの人と繋がり、後に入社してくれたスタッフもたくさんいます。全てを含めて人とのご縁を大切にする原点と言えます。
街を作るのは人。
人が手をつなぐお手伝いをすることは私の、そして私の会社の大切な役目であると思っています。
リハビリテーションはみんなのものと決めた日
最近は意識することが減りましたが、私は理学療法士であり提供するサービスとして理学療法を提供します。
理学療法士という資格を持っているからこそできるサービスではありますが、リハビリテーションというのは前述したような”再び適した状態に戻る”という”概念”と捉えています。
私はこの言葉の違いをとても大切にしていて、理学療法ではなくリハビリテーションはみんなで取り組んでいくものであると様々な場面でお話させていただいています。
昨日発表のスライドより(画像割愛)


私にとって”リハビリテーションって何だろう?”という視点で考えた時に、忘れられない利用者さんが数名いらっしゃいますが、昨日発表させていただいた利用者さんは私の心にずっと残っています。
先日報告した利用者さんは、私以外のいろんな人の力を通して心が解けていったのを実際に実感した事例です。
いろんなことに気力が出なかった利用者様が、朗読という一つの趣味から一筋の輝きを取り戻しました。
この時私が取り組んだのは、身体的な機能改善に対するアプローチはほとんどなく代替手段の検討や環境調整がほとんどで、施設スタッフやヘルパーさんの協力ありきで進んでいきました。
この方のリハビリテーションを通して、理学療法士という仕事の奥深さや難しさと同時に面白さややりがいも感じ、私がリハビリテーションを中心に推進できる資格を持っていることを嬉しく思った一例です。
この経験は今の思考に大きな影響を与えています。
街をリハビリテーションしたいと思った日

起業後、様々な経験を通して会社の方向性が定まっていく中で新型コロナウイルスの蔓延を経験しました。
打ち合わせで利用していたカフェ、友達のネイルサロンは休業、あれだけ賑わった街は緊急事態宣言とともに一気に人がいなくなってしまった。
地域に密着してお仕事をしている私にとって本当に辛い出来事でした。
そんな中、ふと思い立ってたくさんの地域の仲間に声をかけて始まったのがつるみトキメキMAP。
”街に輝きを取り戻したい”
数人で始まった関わりは気づけば仲間が数十人、フォロワー1000人、イオンモールに設置、市役所に設置、少なくとも街の一部になった。
この時初めて”街をリハビリテーションする”という言葉の答えに少し近づけた気がしました。
後書き
つらつらと書きましたが、”街をリハビリテーションする”とか、”街おこし”とか、言葉は強いけど、
「それってなんなん?」っていうと明確な答えはなくて。
でも地域に根ざして仕事をする上で、自分なりに考えていくことが大切だと思っています。
少なくとも私に降りてきた”街をリハビリテーションする”と言う言葉については考え続けたいです。
ちなみに記事の中には3つのターニングポイントしか載せていません!
もう一つは記事に残せないからw
講演を聞いてくださった方の頭の中に収めといてください^^
私の”街をリハビリテーションする”言葉の意味を探す旅はまだまだ始まったばかりです。
またブログ書きますので、ぜひみてくださいね!では!!!
