介護技術研修から見る世界観
こんにちは、金児です。
先日、介護職向けのスタッフ研修を行わせていただきました。
今回お伺いした施設様とは年間でご契約いただいており、スタッフの技術、施設のニーズに合わせて研修を行わせていただくこととなっております。
今回はその第二回にあたり、今回のテーマは
「ベッド上での移動介助スキルの向上」でした。
また、裏テーマとして、
「外国籍のスタッフに対する研修、技術の獲得」
がありました。
さていざ実践です。
外国籍の方が複数いらっしゃるので、座学はほとんど行わずに実際に体を動かしていきます。
施設長さんがお持ちの翻訳機もありましたが、現場では言葉なんてお構いなしで身振り手振りで熱くお伝えしました。


具体的には
- ベッド上での側方移動介助
- ベッド上での上下方向移動介助
- 臥床位からの寝返り介助
- 臥床位からの起き上がり介助
これらを全てでもとして見せながら、そしてすべてを実際に私たちセラピストの介助で受けていただき、お体で感じる違いを理解していただきました。
自分が楽な介助は相手も楽である。
この視点が大変大切です。
国籍を超えて求められる人材になる必要がある
今回は11名の方が参加してくださりましたが、外国籍の方が半数程いらっしゃりました。
彼らは
「one more!」「where do you grip?」「lift? slide?」
こんな風に熱心に聞いてくださるのです。
正直始まるまで、どんな風な研修になるか想像もつかない部分が多かったのですが、彼らの熱意にこちらも大変あつくなり、また相乗的に日本人スタッフからもたくさん質問が飛び大変有意義な時間となりました。
これから介護の分野に外国籍のスタッフが在籍することはどんどん増えてくると思います。
彼らは仕事を求めて来日し、大変熱心にお仕事をされます。
果たして、現在の日本人スタッフで同じような熱量でお仕事をする方はどのくらいいるのか。
将来の日本に対する希望と、少しの不安を垣間見たような気がします。
この施設様での研修は今後も引き続き行っていきます。彼らの技術が向上していくことが楽しみです。
もし施設様で介護スタッフに対する研修、健康相談、施設内での福祉用具の選定アドバイス、など必要とされる方がいらっしゃいましたらトップページのお問い合わせよりご連絡下さい。最適でオリジナルなプランを作成いたします。
金児