木を見て森を見ず
毎度、金児です!
先日の総会からもうすぐ2ヶ月。
今日は朝から事務所に来てちょっろと仕事をしています。
この後、鶴見区役所で黒田まりこ議員の市政報告会に参加してきます。
本当に早いねー時間が経つのは。
少しずつやけど事業が形になり、目指す目標が明確になってきたように感じるけどどうやろう。
法人としても新しい取り組みに複数取り込んでいて、それの結果が出るのはもう少し先かな。
先日会社の運営会議で話した内容
「木を見て森を見ず」について書いてみようかと思う。
木を見て森を見ず
私が理学療法士として臨床に出てまもない頃、
「金児君は患者さんの疾患や病態を追いかけすぎて、その人の全体像が掴めてないね。」
こんなふうに先輩セラピストに指導していただいた。
その時、あー確かにそんなこと考えたことなかったなーと目から鱗だった経験を思い返す。
目の前の事象に対する考えに心を奪われ、全体を見た上での解を見誤ることって結構よくある。
大抵こういう時は自分自身に余裕がなく、目の前のことに手いっぱいだったりする。
少し経験を重ねた今でも全体像の把握が甘く、判断を誤ることも少なくない。
こと会社経営に関していうと、関わる人が増えれば増えるだけ難しくなると感じている。
木も見れないやつが・・・
”木を見て森を見れない人が問題か?”
というと私はそんな短絡的には捉えていない。
立場が上になれば全体を把握する力は必要なるが、
”木も見れないやつが全体を見ようとしてもぼやけるだけ”
とも言えると思っている。
局所の課題に対する具体的な解決策を考えられないのに全体を見てより良い方向性を示すのは非現実的であろう。
課題を把握する上で、まずは木を見ることに力を入れたら良い。
その上で今度は森を見ることに力を入れてみれば良い。
どちらにしても、自分は”一方の視点を一旦無視して意図的にもう一方を見ている”と理解する必要がある。
その上で立場を踏まえて、今ある課題に対してピントを合わせていく。
ピントを合わす正確性を高める
ちょっと例を挙げて考えてみる。
子供の子育てにおいて、怒るか怒らないか問題って常にある。
ちなみにうちでは誰かを傷つけたり悲しませたりするようなことが起きた場合、その場で怒るようにしている。
場所がどこであれ関係なく、人前でもその場で泣くほど怒ることも稀ではない。
子育てにルールもないので、賛否はあるかもしれないけどこれはうちのルール。
他者を大切にすることは徹底的に伝えている。
うちの子育て理論はおいておいて、
そんなことではなく、もっと怒るか怒らないか悩むこともあるよね。
例えば、このまま続けてたらちょっとした怪我するかもなーっていう遊びを繰り返している場合。
怪我を防ぐという意味ではその場で指導をするのが、良いんだろうけどその子の経験を踏まえると
ちょっとした怪我をすることを自分自身で経験することの方がいいのではないか?とか。
結局親が見てないところでその遊びは続けるだろうし、目が届く時はほんまにあぶない時は止めれば良いと結論づけた。
怪我を防ぐという事象だけを捉えるか
その先の教育も頭に入れるか
たったこれだけのことでもどちらを優先するかで判断は変わってくる。
大切なのはその可能性に気づけているか。
きちんとどちらも理解した上で、どちらにピントを合わすか判断すること。
そのために木にも森にも正確にフォーカスできる力が必要といえる。
どこを目指すかで答えは変化する
会社の話。
うちではどの事業所も自立した組織を目指している。
手を離すわけではなく、繋ぎながらも自身で考えて判断できる組織。
この思いがあるから各部署に必ず法人全体を森として見れるスタッフが必要で、当然配置している。
その各部署で実際に現場でクライアントを支えているスタッフは、目の前のクライアントの全体像を掴んでもらえたら良くて、会社の全体像までは意識して見なくてもいいと言える。
現場スタッフがそこまで見出すと、逆にその一瞬の課題を解決する熱さ・熱量みたいなものが薄れてしまう可能性もありますからね。
これは役割の違いと言えるでしょう。
その先を考えてもらえるスタッフは、もう一歩先を意図的に見てほしいし、その役職(役割)を目指してほしいし、担って欲しい。
会社としてはそのモチベーションには応えられる組織でいたいとも思う。
目指しても叶えられないような退屈な組織に人は集まらない。
最後に
ええかっこ書きましたがまだまだ自分も半人前。
全てができているなんて全く思わないが、指導をする立場にいるという自覚は持っているので、自分自身の態度では少なくとも示していきたい。
その上で誤りに気づいたら早く修正できる人でいたいとも思う。
過信して驕るようになったら終わりやからね。
と言うことで、今日はここまでにします!
ちなみに局所しか見えてない時、それには大抵他者からの指摘がないと気づけません。
まずは人からのアドバイスを求めること。
そしてそのアドバイスを受け入れること。
謙虚にいたい者ですね。
ではまたー!