訪問介護事業に切り込む!

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こんにちは、金児です。

 

今週も始まりましたね。

元気を出して頑張っていきましょう!

週末は枚方パークで開催されていたトミカ博に行ってました^^

南港よりも空いてたし、アクセスもいいのでうちとしてはひらパーの方が都合が良いね。

さて今日は新規事業の訪問介護の話をします。

まぁまぁストレートに文章作るのと、シュミレーションを通した理想論を語るので、

「そんなうまく行くかい!」とか

「現実はそないあまないぞ!」とか

様々な感想を抱いてくださいw

 

介護事業の人件費率

去年のケアマネドットコムの記事ですが、ざっくり介護事業の人件費率を書いています。

 

施設系よりも訪問系の方が高くて、およそ60-70%で推移しています。

 

施設系の方が家賃が高い、送迎が必要、

この辺りを踏まえると訪問系の人件費率が高いことも納得でしょう。

 

果たしてこの数字は妥当なのか?

次から考えていきます。

訪問介護の一人当たりの売り上げを考える

さてこっからが事業のシュミレーション。

 

訪問介護は大きく分けて身体介護生活介護に分かれます。

また介護と総合事業でも点数には大きな開きがあります。

 

今回は全てを詳細に書くことは不可能なので、

総合事業はひとまず置いておいて、

身体介護、生活介護、身体介護の後に生活介護を行う身体生活ここに着目していきます。

 

それぞれの点数を表にまとめたものを貼り付けます。

※大阪市の地域区分を掛け合わせた数字です。

 

さてこの数字を受けて訪問件数を決定していきます。

私の訪問リハでの経験や他社の訪問件数などを参考に、20分1単位とし18単位をMAXにしていきます。

1時間の依頼であれば6件で目標数値となりますし、

30分が4件入れば60分が4件の8件訪問で18単位となります。

 

前述の通り身体と生活、介護予防と生活援助で点数に開きがありますので全てを想定することはできません。

今回は、身体と生活のニーズが均一であると仮定し、身体生活60分の6件訪問で試算してみます。

 

身体生活60分が3857なので、(3857×6=23142)となります。

 

この数字を21日出勤で試算すると、(23142×21=485982)となります。この数字が1介護スタッフの稼ぐことができるお金ということになります。

 

本当はここに初回、早朝、深夜加算など各種加算が算定されますので、もう少し大きくなると考えます。

 

人件費率を考える

先ほどの月次の売り上げを踏まえ、人件費率を考えていきます。

 

施設系の平均である60%であれば485982の60%ですから291589となります。

ざっくり月給29万円の年収350万円ほどですね。

 

では70%であればどうか。

485982の70%ですから月給34万円の年収410万円といったところでしょうか。

 

果たしてこれくらいお給料をいただいている介護職員さんはどれくらいいるんでしょうね。

 

巷の

”サ責募集月給22万円”

とかでは遠く届く数字ではありません。

 

近年の訪問介護業界は廃業する事業所が多く、どの地域でも人手不足が叫ばれています。

 

ということで、集客はそこまで難しくないと考えられています。

だって事業所自体がないんですもん。

その上、訪問介護の事務所はほとんど外出しているので、特に大きさや新しい設備は必要ありません。

いわゆる人件費以外の固定費がかかりにくいわけです。

 

「じゃあ、さっきのシュミレーションくらいお給料もらえてもいいんちゃう?!」

「何故給料が上がらないの??」

 

といいたくなる人もいると思うのですが、ここは少し堪えて話を聞いてくれw

訪問介護の課題は人人人そのまた人!

こっからは数字でなく実際を踏まえたリアルな話。

 

前項からのおさらいですが、依頼は多く、売り上げは立ちやすい、その上固定費は低い、

ではなんで給料が上がらないのか?

 

①退職者が多い

訪問介護のお仕事は基本的に女性がメインです。

扶養内でのパート、登録さんが多く、転職や退職される方が多いのもこの仕事の特徴と言えます。

特に登録ヘルパーの制度は他社との掛け持ちができてしまうので、途中で他社の登録に鞍替えする方も多くいらっしゃります。

転職退職が増えれば、採用に費用がかかりますし、教育にも時間的なコストが大きくなってきます。

この離職の防止や、職員教育はこの仕事の大きな課題と言えるでしょう。

 

②時間的な負担が大きい

在宅での介護は、平日の日中だけというわけにはいきません。

もちろん土日も介護は必要ですし、早朝や夜間の体位交換や清拭などのニーズは多くあります。

これらを実現しようとすると、その時間に働いてくれる職員が必要であり、メインで働いている女性層とのマッチングがあまり良くないとも言えると思います。

もし1人の職員が時間を気にせず働けたとしても、もしその人が何かのきっかけで勤務が難しくなった場合、たちまちサービスの休止が視野に入ってきます。

となると、先ほどの項でも触れた人の問題につながってきます。

いかにある程度の大きさまで早くスケールしていけるかは大きな課題でしょう。

 

③併設の事業が赤である

これも結構ある話みたいで、併設の居宅や福祉用具の売り上げが厳しいので、給与が上がらない事業所があるようです。

居宅や福祉用具の売り上げを訪問介護で補填しているケースもあるようです。

 

ということで課題は多くあれど、良いサービス提供、働きやすい環境を考えるならば常に人の関わりが必要な仕事であるために、人をクリアすることが大きな課題と言えます。

これらの課題があり経費がかかっていれば当然給与は上がりません。

人に苦しんでいる事業所は絶対しんどい。

 

魅力ある事業所作り!

ここまで難しいことをつらつらと書き綴りましたが、こっからは弊社の戦略を書きます。

なかなか難しい課題が多いですが、実は勝ち筋は見えています。

 

①採用に力を!

課題は複数ありますが、一番は給与の話。

ここを相場よりも最大に高い設定にする予定です。

高給与を実現しながらスケールするためには、採用に費用をかけず経費を下げることが必須条件になると考えています。

リファラル採用を強化すべく、SNSに力を入れていきます。

無駄を省いて職員に還元!ここに本気で取り組みます^^

現在までに株式会社familinkは採用に徹底的にこだわっているので、ここには引き続きこだわっていきたいと思います。

 

②働きやすい!

サ責とは別の相談役を配置し、そのさらに上にマネージャーを配置します。

ただ与えられた仕事をこなすだけということがないように、常に目が入り相談できる環境を作ります。

加えて、常勤スタッフをしっかりと配備することで、急な休みや時間指定の仕事にも対応できるように職員の数を増やそうという考えです。

登録、パート、常勤、様々な雇用形態でも働いやすい環境を作っていければと思っています。

 

③稼げる!

基本月給に加えて歩合性の仕組みをミックスした給与体系を検討中。

早朝や夜間の介入に対する十分な手当、幹部職員のフォローを受けられる体制を作り、自分の可能な範囲で追加して仕事を受けられる体制を作ります。

前述の通り、

無理をしなくとも稼げる!

頑張ったらもっと稼げる!

そんな仕組みづくりに力を入れていきたいと思っています。

 

最後に

訪問介護事業について今日はつらつらと書いてみました!

この文章を読んでどう思いますか??

ちなみに3月開設予定で現在必死で仕組みを考えています。

「私も一緒に立ち上げたい!」

という方が来てくれることを心よりお待ちしています^^

Follow me!

訪問介護事業に切り込む!” に対して2件のコメントがあります。

  1. 阿形英知 より:

    流石❗️
    ただ、私も数年前同じようなことを考えました。
    実際、行動に移せなかったのは、スタッフが穴を開けた時に私か妻がフォロー出来ない事業はするべきでは無いと思ったのと、周りの事業所を混乱させてしまうのでは・・・。
    です。
    でも金児さんなら出来そうですね。
    頑張ってください。

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