簡単に休業とかいうな
こんにちは、金児です。
最近我々の事業を展開する大阪市内の介護事業所で、新型コロナウイルスの感染者が発生したという話をよく聞きます。
これだけ毎日数百〜の感染者が出れば、事業所にも影響は出てくるでしょうね。
昨年の緊急事態宣言の時は、なんだか遠い世界のように感じていたけど、今はそうじゃない。
これが現実やし、しっかりと直視していかないといけない。
訪問介護の訪問先のご利用者様が濃厚接触者になったとか、家族が感染したとか、そんな事ざらにあって、すぐ隣の話。
こんな状況でも
「介護サービスは生活に絶対必要なサービスである」と、
あえて私は言い切ります。
簡単に休むとか、休業とか言いません。
これは私の矜持です。
感染対策を講じて必要なサービス提供を
この新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が出たのは3回。そのなかで、介護サービスに対する休業要請は、私の知る限りは愛知県のデイサービスに対する通達だけじゃないかと思う。
それ以外は、上記のように
「対策を講じた上でのサービス提供」
という形で終始している。
そう、介護サービスは休業すべきでないサービスであると国を上げて通知している。
これは地域で暮らすお年寄りの社会的インフラという側面からと言える。仕事がないと嘆く人が多いこの現状と裏腹に、仕事を止めるべきでない世界なのである。
感染した人がでたから・・・
これだけ感染が広がれば、利用者様やスタッフに感染者が出る事だって不思議ではない。
じゃあ
「一人感染者が出たら事業は止めるのか?」
というと、私はそうではないと思う。
実際、介護保険最新情報でも、職員の配置や体調不良者が出てもシフト調整して極力サービスを止めないようにと記載されている。
実際弊社で感染者が出た時も、2日休業したけど、職員と利用者様の検査など含めて対応した後に再開した。
もちろんスタッフ全員が濃厚接触者であるとか、クラスターが発生したとか保健所から指示があるとか特例的なケースはのぞき、どうやってサービス提供を継続できるかということを考える必要がある。
そのために介護事業所には様々な特例措置もあり、支える手段もたくさんある。通所の訪問サービスや自社の他サービス、他社のサービスなども考えられる。
なぜそこまでサービスの提供にこだわるか。紛れもなく、そのサービスを必要としている人がそこにいるからだ。
簡単に休業とかいうな
弊社のデイサービスもケアプランも訪問介護も全て社会において必要なサービスであると自信を持って言える。
だから自社で経営しているし、そこには信頼できる仲間がいて、大切な利用者様がいる。
感染した人が利用しても、うつさない環境づくり。
スタッフを含めた誰が感染しても、他者を感染させない。
今は確かに窮屈かもしれないけど、このまま永久にではないし、今は少し我慢して耐えるべき時間。
やれることほんまに全部やったか。自信持って対応に間違いなかったと言えるか。常に自問自答。
こんな時やからこそ、我々の仕事は何のために、誰のために、やっているのか振り返ってみましょうよ。
これらを踏まえた上で、我々を必要としてくれる人がいる。
やから
簡単に休むな
最後に
先月の大阪と同じような状況が、全国各地で生まれそうでとっても心配しています。医療が逼迫した大阪は本当に怖い。今も。
変異ウイルスの感染力、スピード、重症化速度は早い。
少しでも早く収まるように。そのために一人一人が最善の行動を。