岡本圭司選手応援プロジェクト①
ある日、先輩経営者からこんなメッセージが届いた。
「カネコくん、岡本圭司選手って知ってる?
みんなで支援したいんやけど力貸してくれへんかな?」
名前を見て驚いた。
岡本圭司選手のことはもちろん知っている。
プロのスノーボーダーであり、脊髄損傷から奇跡的にスノーボードに復帰をした選手だ。
JUNKSPORTSや報道ステーションなどのメディアでも取り上げられていたことも記憶に新しい。
少し紹介させていただきたいと思います。
岡本圭司
雪の降らない神戸出身のプロスノーボーダー。
20歳からスノーボードを始めたにも関わらず、TTR6STAR(現在のELITE)であるBURTON OPEN2回の入賞に、2007年の日産X-TRAIL JAM in東京ドームでは日本人トップとなる5位入賞&Most Impressive Rider賞を受賞した当時の日本では断トツの戦歴を残すスロープスタイルライダー。
日本では初となるWコークをメイクした第1人者でもあり、VOLKLのインターナショナルライダーとしてスイス・オーストラリアなどのヨーロッパ、南半球のニュージーランド、そして日本を中心に大会・撮影を転戦した。
また日本を代表するスノーボードチームHYWOD(ハイウッド)を自ら立ち上げ、角野友基をはじめ多くのライダーを育て上げると共に、パークプロデュース、大阪KINGSの立ち上げ、スノーボードフェスMIXJUICE&日本最高峰の大会COWDAYの開催など数多くの企画を手掛ける。
しかし現在は2015年2月に起きたライディングの事故で脊髄損傷の大けがを負い、「WE RIDE FOREVER」のマインドの元、下半身不随から復帰を目指す、「生涯スノーボーダー」を体現する途中である。
(公式HPより引用)
岡本圭司選手が負ったケガ
2015年頃に起きた岡本選手のケガは第3腰椎粉砕骨折に伴う脊髄損傷というものであり、私のような体の専門家からすると、言葉にすることがためらわれるほど予後の悪いケガである。
当時のことを記すブログを見ると、医師からは「一生車椅子の可能性がある」と告げられるほどであったことから、不全損傷の中でもかなり状態が悪かったと推察される。
※脊髄損傷については丁寧にまとめられたサイトをご参照ください。
そんな岡本選手は事故後に懸命なリハビリテーションを続け、現在ではスノーボードに乗って滑ることができるほどにまで回復しているという。
このニュースを見たとき、正直目を疑った。
脊髄損傷を受傷してからスノーボードに乗っていると言うことだけでも衝撃的。
そもそもスノーボードという競技は、数あるスポーツの中でも体に対する負荷が大きいだけでなく、足首、膝、股関節といった足の各関節の柔軟性、体幹の強度を求められる。それに加え、転倒の可能性も高く、非常にリスクが高いスポーツである。
そんな過酷な競技に復帰するというのは、理学療法士である私でも道筋を描きにくい。
並大抵ではない努力があったことは容易に推測でき、心から尊敬の念を抱く。
現在の岡本選手の滑りがこちら!
怪我を感じさせないライディング
岡本圭司選手の現在地
そんな岡本選手は次の北京オリンピックを目指しているとのこと。
障がい者のオリンピック、パラリンピックである。
この挑戦には障がいの程度による問題、活動資金、時間、距離、などなど様々な困難があって、日々悪戦苦闘しながら、挑戦を続けているらしい。
公式ブログ”パラスノーボードへの挑戦”
このブログを書いている今、岡本選手のことを深く知るため、彼のブログを読ませていただいている。
くじけてもおかしくない大きなケガからの復帰なのにも関わらず、常に前向きで弱気な姿も見せずとっても胸が熱くなる。
理学療法士として、
人を支援する仕事をしている人間として、
なにか力になる方法はないのか・・・
誰もが挑戦できる優しい世の中であってほしい
連絡をくださった経営者さんとその仲間みんなが
”岡本選手の力になりたい”
そんな思いを抱き、大阪の中心地にある某社に一同に会した。
病気や障がいを負っても、挑戦できる優しい世の中であってほしい。
その挑戦する内容は小さくても大きくても関係ない。
本気で願う人に対して少しでも力になりたい。
そんな思いですぐに一致した。
”岡本圭司選手応援プロジェクト”始動!!
上記の会議を通して、岡本圭司選手を応援するプロジェクトが正式に立ち上がった。
・岡本圭司選手が新たな夢に挑戦するお手伝い
・同じように障がいや病気を持っている人や、挑戦できずにいる人に勇気を与えたい
このプロジェクトを通してこの2つを実現できるように、出来ることを少しずつ発表していきます。
少しでも共感してくださった方、同じリハビリ専門職の方、一言いただけると嬉しいです。
ともに彼の挑戦を応援しましょう。続報をお待ちください^^
岡本選手そこまで回復されたのですね。
PTとして出来ることがあれば何でもお手伝いさせて下さい!
岡本選手頑張れっ!
浦 様
コメントありがとうございます!
そうなんです。僕も正直驚いてまして、さらに新たなチャレンジをされるということに胸をうたれました。
セラピストとして絶対何か力になりたいとおもってます^^
またこのブログで次の動きを発信しますので、見ていてください。