起業のきっかけと理念
こんばんは、カネコです。
先週末はお墓まいりに行ってきたんですけど、とんでもなく暑かった。
でもすごい晴れてなんだか気持ちよかった。
お墓に来ると生前をゆっくり思い出す。
晴れてよかったなー。
うちの子供もねえちゃんの子供も集まってみんなで水をかけたよ。
またくるわ!
さて今日は会社を起業したきっかけなんかをブログに書きます。
というのも明日の集まりで話すので、ちゃっかりブログにも書いちゃおうというわけですw
よろしくどうぞ!
起業のきっかけ 〜病院から地域へ〜
「○○さん、もう帰ってきてしもたん??」
病院に勤務していると、退院後すぐに病院へ帰ってくる人がいる。
信じられないかもしれないが、こんなことは日常茶飯事であり、こんな声が入院病棟ではいたるところで聞かれる。
このことに1年目の理学療法士として、ものすごく違和感を覚えた。
「戻ってこんで済むようにはできないのかな?」
「家ではどんな生活を送っていたんだろう?」
患者さんの自宅での暮らしが気になり、2年目には早々に病院という分野で働くことをやめ、在宅領域に転職した。
自分らしく生きて欲しい
職場が変われば課題は出るもので
今度は入院後に家に帰ってこれない人が多いことに気づく。
「あの人帰ってこおへんな」
お年寄りは入院したまま病院で亡くなっていってしまう人や、入院中に状態が悪化し、自宅ではなく施設へ入居になることも少なくない。
病院は怪我や病気の治療をする場所ではあるが、認知機能や運動機能に関してはマイナス面の影響も実は非常に大きいのだ。
想像してみて欲しい。
一日の半分以上の時間をベッドの上で過ごし、白い天井を見つめる。
他者とのプライバシーは保たれず、カーテン一枚で仕切られた環境での生活だ。
他者との会話は減少し、動く気力は削がれ、自分の意思に蓋をしてしまう。
「こんなんやったらもう死にたいわ」
「私たちが疲れ果ててしまう」
いつもの生活が難しくなったお年寄りの辛い声や、家族のやるせない思いを耳にすることもある。
うまく支援ができないことが歯がゆかった。

Nietjuh / Pixabay
自分の親でもそんなことすんのかよ
在宅での生活を支援する中でたくさんの素晴らしい人との出会いがあった。
一緒に勉強会したり、飲みに行って話したり、人との繋がりで救われたことばかり。
自分が成長させてもらったのは間違いなく、2−5年目のガムシャラな時期。
でもそんな中で、悲しいこともあった。
利用者さんへ時間通りサービスをしない、行ってないのに行ったことにする、そんな実態を目の当たりにした。
それどころか虐待や窃盗などの事件も身近に起きた。
「自分の親や家族でもそんなことすんのかよ」
「すべての人を家族のように大切にできる会社を作りたい」
じゃあ自分でやろう。
屋号にかけた思い
屋号には
自分が
「たくさんの繋がりに助けられたこと」
と
「家族にも受けてほしいサービスを提供したい」
という思いから
“すべての人を家族のように大切にすること”
“すべての人とのつながりを大切にすること”
“自分の家族が受けても恥ずかしくないサービスを提供すること”
この3つの思いを基本理念にし
Family(家族)とLink(繋がり)を合わせた造語でfamilinkとつけた。
我ながら最高の屋号。これしかない。
まだまだ夢の一合目。社名に恥じない会社にしていきたいと思う。